いよいよ本日から一時的にアニメブログの動きをする。
2021年冬アニメのOP&EDを格付けする予定であったが、アニソンバトルBEST20<2021vs1995-2000>が話題になっているので、こちらの結果を先にレビューしていきたい。

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それにしても、近頃アニソンランキング番組が多過ぎやしないか?
こうも頻発されている理由は、第N次アニメブームに便乗しているのだろうが、にわかや新規向けのランキングになってしまうのは残念である。この傾向を踏まえ、アニメ玄人として選曲の妥当性も含めてレビューしていきたい。
それでは、結果を文字起こしする。

【1995-2000】
1.そばかす / JUDY AND MARY(るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-)
2.めざせポケモンマスター / 松本梨香(ポケットモンスター)
3.ROCKET DIVE / high with Spread Beaver(AWOL)
4.残酷な天使のテーゼ / 高橋洋子(新世紀エヴァンゲリオン)
5.1/3の純情な感情 / SIAM SHADE(るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-)
6.1/2 / 川本真琴(るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-)
7.RHYTHM EMOTION / TWO-MIX(機動戦士ガンダムW)
8.マイフレンド / ZARD(スラムダンク)
9.サバイバル / GLAY(KAIKANフレーズ)
10.魂のルフラン / 高橋洋子(新世紀エヴァンゲリオン)
11.うわさのキッス / TOKIO(キテレツ大百科)
12.Driver's High / L'Arc〜en〜Ciel(GTO)
13.Blue Velet / 工藤静香(ドラゴンボールGT)
14.煌めく瞬間に捕らわれ / MANISH(スラムダンク)
15.虹 / L'Arc〜en〜Ciel(るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-)
16.もののけ姫 / 米良美一(もののけ姫)
17.DAN DAN 心魅かれてく / FIELD OF VIEW(ドラゴンボールGT)
18.Secret of my heart / 倉木麻衣(名探偵コナン)
19.あなたのキスを数えましょう / 小柳ゆき(アレクサンダー戦記)
20.ロマンス / PENICILLIN(セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん )

【2021】
1.炎 / LiSA(劇場版 鬼滅の刃 無限列車編)
2.紅蓮華 / LiSA(鬼滅の刃)
3.虹 / 岡田将生
4.dawn / LiSA(バック・アロウ)
5.廻廻奇譚 /Eve(呪術廻戦)
6.道楽信条 / DOES(銀魂 THE FINAL)
7.Universe / Official髭男dism(映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争)
8.怪物 / YOASOBI
9.竈門炭治郎のうた / 椎名豪 featuring 中川奈美(鬼滅の刃)
10.ハルヒノ / あいみょん(映画 クレヨンしんちゃん新婚旅行ハリケーン~失われたひろし)
11.轍~Wadachi~ / SPYAIR(銀魂 THE FINAL)
12.NEW ERA / SiXTONES(半妖の夜叉姫)
13.Grandeur / Snow Man(ブラッククローバー)
14.ZEAL of proud / Roselia(バンドリ!ガールズバンドパーティ!)
15.Evergreen / sajou no hana(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ)
16.Stories / Snow Man(ブラッククローバー)
17.夢? / はてな(体操ザムライ)
18.優しい彗星 / YOASOBI(BEASTARS)
19.夢がここからはじまるよ / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)
20.インフェルノ / Mrs. GREEN APPLE(炎炎ノ消防隊)

先に1995-2000のランキングから舐めていこう。

>1.そばかす / JUDY AND MARY(るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-)
これは間違いなく名曲。ただ、J-POP歌手をアニソンランキングの1位に据えるのは企画としてどうかと思う。

>2.めざせポケモンマスター / 松本梨香(ポケットモンスター)
この曲は、有名であり、ポケモンOPの原点にして頂点と言っても過言ではない。とは言え、2位は過大評価だと感じてしまう。

>3.ROCKET DIVE / high with Spread Beaver(AWOL)
ファッ!?
私としたことが曲名を見てピンとこなかった。こういう渋い選曲は悪くない。しかしながら、J-POP歌手なんだよなぁ。

>4.残酷な天使のテーゼ / 高橋洋子(新世紀エヴァンゲリオン)
言わずと知れた1位常連曲。高順位なのも納得のアニソンである。

>5.1/3の純情な感情 / SIAM SHADE(るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-)
普通の名曲。これもJ-POP歌手なんだよなぁ。

>6.1/2 / 川本真琴(るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-)
るろうに剣心の連投。るろ剣と言えばこれよね。

>7.RHYTHM EMOTION / TWO-MIX(機動戦士ガンダムW)
ここまでの中で最もセンスを感じさせる選曲。こういう程よい知名度のアニソンを入れるとランキングに個性が出る。

>8.マイフレンド / ZARD(スラムダンク)
はいはい名曲。J-POP歌手(ry

>9.サバイバル / GLAY(KAIKANフレーズ)
ファッ!?
またしても私の知らないアニメが来てしまった。原作の少女漫画『快感♥フレーズ』は性描写の激しい作品とのこと。私、えっちぃのは嫌いです。
そしてJ-POP歌手(ry

>10.魂のルフラン / 高橋洋子(新世紀エヴァンゲリオン)
常連曲なので割愛。

>11.うわさのキッス / TOKIO(キテレツ大百科)
J-POP歌手(ry
そういえば、TOKIOは古いアニメのテーマ曲を比較的多く担当している(ジャニーズ比)。こうしたTOKIIOのアニソンの中でこの曲は微妙だと感じてしまう。個人的には『LOVE YOU ONLY』や『ハートを磨くっきゃない』の方が好き。

>12.Driver's High / L'Arc〜en〜Ciel(GTO)
名曲。ランクインしても不思議ではない。だが、J-POP歌手(ry

>13.Blue Velet / 工藤静香(ドラゴンボールGT)
これは過大評価。何気に良曲が多い『ドラゴンボールGT』の中で最高順位にこれを選ぶのはセンスを疑うレベル。

>14.煌めく瞬間に捕らわれ / MANISH(スラムダンク)
名曲。順当。

>15.虹 / L'Arc〜en〜Ciel(るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-)
この曲はアニソンというイメージがほとんどない。普通にJ-POP歌手(ry

>16.もののけ姫 / 米良美一(もののけ姫)
一世を風靡したのでヨシ!

>17.DAN DAN 心魅かれてく / FIELD OF VIEW(ドラゴンボールGT)
『ドラゴンボールGT』と言えばこれよ。

>18.Secret of my heart / 倉木麻衣(名探偵コナン)
名曲が豊富なコナンの中でも人気の高いアニソン。妥当なところだろう。個人的にはコナンのアニソンと言えば『恋はスリル、ショック、サスペンス』。

>19.あなたのキスを数えましょう / 小柳ゆき(アレクサンダー戦記)
あぁ名曲よね。

>20.ロマンス / PENICILLIN(セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん )
これは草。まさかのランクインだが、個人的にも大好き。

それでは1995-2000のランキングを総括しよう。
まず、特定の有名アニメに偏った選曲であることが気になる。その一方で、マイナー(と私が勝手に思っている)アニメがランクインしている。そして何よりもJ-POP歌手を贔屓しているように思えてならない。
全体として見ると、定番のアニソンをベースにしつつ、偏った有名アニメやJ-POP歌手をねじ込んでオリジナリティを出したという印象である。

続いて、2021のランキングに移ろう。

>1.炎 / LiSA(劇場版 鬼滅の刃 無限列車編)
うーん……鬼滅映画の動員数を考えれば仕方ない。

>2.紅蓮華 / LiSA(鬼滅の刃)
これもまぁ仕方ない。

>3.虹 / 岡田将生(STAND BY ME ドラえもん 2)
知らんがな(憤り)。このアニメ映画が酷いということは知っている。

>4.dawn / LiSA(バック・アロウ)
今期アニメのアニソン。これはさすがにLiSAのゴリ押しが過ぎる。

>5.廻廻奇譚 / Eve(呪術廻戦)
すこすこのすこ。メディアが『呪術廻戦』をゴリ押しする傾向は否めないが、このアニソンは評価されてしかるべき。

>6.道楽信条 / DOES(銀魂 THE FINAL)
これは高過ぎると言おうと思ったけれど、ランキング内に有力曲が少な過ぎるので順当なのだろうか。

>7.Universe / Official髭男dism(映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争)
J-POP歌手(ry

>8.怪物 / YOASOBI(BEASTARS)
はいはいJ-POP歌手(ry

>9.竈門炭治郎のうた / 椎名豪 featuring 中川奈美(鬼滅の刃)
ふざけるなよ(憤り)

怒りのボルテージが臨界点に達したので各曲レビューを強制終了する。
それでも寛大な心で2021のランキングを総括してやろう。
残念ながら、あまりにも酷い。ゴリ押しアニメおよびJ-POP歌手を基準に選んでいると見て間違いないだろう。アニソン文化を馬鹿にしている。

全体としての締めに入る。
冒頭にリンクを張った平成アニソン大賞と同様に年代別にランキングを構成する試みは悪くない。だが、最新に対して1995-2000の6年分ではバランスが悪いと思われる。普通に最新を2016-2021の6年分として定義すればよかったのではないか(結果を見る限り、この範囲を対象としているとは考え難い)。
この手のアニソンランキングを見るとき、私はオリジナリティのあるランキングを期待している。ありきたりな定番曲ばかりではつまらない。このオリジナリティという点では、今回のアニソンバトルはしっかり特徴的な結果となっている。しかしながら、その選曲が上述のようにアニソン本来の評価とはかけ離れたものであり、甚だ遺憾である。これならばオリジナリティのない定番曲の詰め合わせの方がマシである。

結論として、アニソンバトルBEST20は、近年テレビで放送されたランキングの中で最低の完成度だと評価する。言ってしまえば、ゴミ。産業廃棄物である。

以上、アニソンバトルBEST20<2021vs1995-2000>の結果をアニメ玄人のニートがレビューした。


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