アニメで復習する高校数学シリーズ第2弾として『土下座で頼んでみた』第2話を解説する。
ついでに、これをもって2020年アニメレビューの1つとする。

2020年秋アニメ総評☆ニートが選ぶアニメランキング2020秋:


過去記事「アニメで復習する高校数学「無限べき乗塔」@賭ケグルイ××第10話「理の女」」は、コンスタントにアクセスされている人気記事である。



この好評に応えて、続編を作成してみることにした。
今回テーマとするアニメ『土下座で頼んでみた』は、いわゆるエロ同人が原作である。オムニバス形式で展開されるストーリーの大筋としては、主人公が土下座で頼んで、ヒロインたちがオッパイやパンツを見せてくれる。
この馬鹿げたギャグアニメの第2話において、数学教師による補習授業が展開される。もちろん最後におっぱいを見せてくれるわけだが、とにかく数学の話に入ろう。

土下座で頼んでみた第2話1
第1問目。恒等式の定数を求める問題である。これは数学Ⅰの範囲に含まれる。
変数xについて整理する。
(a-3)x^2-(2a+b)x+a+b+c=0
各次数の係数がゼロとなる定数を求める。
(答) a=3, b=-6, c=3

土下座で頼んでみた第2話2
第2問目。いわゆる整数問題である。これも数学Ⅰの範囲。
2016を素因数分解する。
2016=2^5*3^2*7
平方根の内部を素数の偶数乗とすれば自然数になる。したがって、nは素因数として2,7を持つため、その最小値は2値の積となる。
(答) n=14

土下座で頼んでみた第2話3
第3問目。図形を絡めた微分法の問題。数学Ⅱのセンター試験レベルだろう。
解法は板書の通りである。

土下座で頼んでみた第2話h-4
ただし、主人公の発言および字幕で「h-4」とされているが、これは「h=4」の間違いである。

土下座で頼んでみた第2話フィボナッチ数列
第4問目。数列の問題。数学Bの範囲である。
例示もなくフィボナッチ数列の一般項を求めろという要求は高校数学の問題として不適切なのだがアニメなので御愛嬌としよう。
フィボナッチ数列は、あまりにも有名なので、詳しい導出方法は割愛する。簡単に言えば、漸化式の特性方程式を用いて導出することができる。
フィボナッチ数列については『数学ガール』(結城浩)の第1巻をおすすめしたい。


数学ガール [ 結城浩 ]


前回の「無限べき乗塔」と比較して簡単な問題ばかりであったが、ちょっとした頭の体操として楽しめた。機会があればシリーズ第3弾を実施する。

以上、アニメで復習する高校数学@土下座で頼んでみた第2話について解説した。


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