2019年秋アニメ感想戦の第1弾として『PSYCHO-PASS サイコパス3』をレビューする。
このアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス3』は、1時間枠8話という特殊な構成であり、現行クールでは比較的早期に最終話を迎えた。例のごとくクール末は慌ただしくなることが予想されるため、早めに評価しておこう。
ネタバレは極僅かにする予定。

アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス3』のレビュー記事は昨日作成していたのだが、9割方完成したところでPCが突然落ちてデータが飛んでしまった。通常ならばライブドアブログが常時バックアップしてくれているはずが、不幸にもバックアップまでもが消去されてしまった。この悲惨な事件は、ブラウザのページ復元を行なったことが原因だと考えられる。

冒頭から余談を入れてしまったが本題に入ろう。
『PSYCHO-PASS サイコパス3』は、オリジナルアニメ『PSYCHO-PASS』シリーズの第3期である。縁あって最近の記事においても何度かサイコパスを引き合いに出していた。

槙島聖護(PSYCHO-PASS)に憧れるメンタリストDaiGoの心理


良い機会なので槙島聖護さんを絡めながらサイコパスシリーズを展望しよう。
アニメ『PSYCHO-PASS』は第1期こそ至高であり、それは槙島聖護という完成された黒幕がいたからだという論調が散見される。わかる。このように当初予定されていたラスボスが最も魅力的に思われてしまう傾向は、長期化・シリーズ化したマンガやアニメにありがちなことである。

ここで、『PSYCHO-PASS』シリーズを高評価したいポイントとしては、安易に槙島聖護を復活させなかったことである。近未来SFなので、クローン、サイボーグ化、記憶移植などにより槙島聖護を再登場させる展開も可能と言える。
しかしながら、安易に槙島聖護をさせることは、神格化されているとも言える槙島さんのイメージを崩すことになりかねない。おそらく槙島さんは、自身の代替物が存在することを是としないだろう。それが他人により生み出されることも許さないはずだ。

第2期『PSYCHO-PASS サイコパス 2』からの登場キャラクター「雛河翔」のCVが櫻井孝宏(槙島聖護と共通)であるため、多くの視聴者の邪推を招いた。だが、現状に至っても雛河翔と槙島聖護との関連性は示唆されておらず、ミスリードであったと考えられる。意図的であれば憎い演出である。

それでは、アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス3』に入ろう。第3期全体について、最終話を中心にさくっと終わる予定。
序盤から、どことなく主人公2人の胡散臭さを感じていた。メンタリストを名乗る輩は大抵詐欺師である。

最終話では、六合塚弥生の「正義とは何か」のインタビューが印象的だった。それと同時にPVの様相を呈していた。最終話にきての伏線構築である。
霜月朱と常守朱との会話、宜野座伸元と狡噛慎也との共闘、常守朱と狡噛慎也との会話など、前作からのファンを喜ばせるようなシーンが最終回に詰め込まれた。
そして、これまで張り巡らせた伏線を回収するどころか、最終話では謎や伏線がさらに増加したように思える。そう、視聴者諸氏の予想通り劇場版に続くのである。
全8話が60分枠であることに加え、劇場版のPV機能に全力を尽くした点は、アニメとして斬新な試みだと言える。

『PSYCHO-PASS サイコパス3』は、内容として決して退屈なものでなく、むしろ面白かったのだが、やはり地上波のアニメとしては出来損ないだと言わざるを得ない。
別に劇場版に誘導するためのアニメであっても構わないが、せめて地上波の放送内容において最低限の完結性を見せて欲しいところだった。あの最終回はあまりにも中途半端である。

そして、最終話で発表された劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』は、2020年春に公開とのことである。
劇場版『「Fate/stay night [Heaven's Feel]」III.spring song』(Fate桜ルート第三章)にぶつけてきたことになる。よろしい、ならば戦争だ。
Fateは確実に映画館で観てくるが、なんだかんだで販促アニメに釣られて劇場版サイコパスも観に行くかもしれない。

以上、アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス3』の考察/感想/評価/レビューをレポートした。