2019年春アニメ感想戦シリーズ。
第2弾は『からくりサーカス』をレポートする。
原作ありのアニメなので、ざっくりと流して書いていきたい。
軽くネタバレ注意。


『からくりサーカス』は少年漫画原作である。
この原作は伏線回収に定評がある漫画として知られている。
うまく作られた伏線の回収は大好物なので、個人的に最初から期待して視聴してきた。

ここで、私は原作漫画を読んでいない完全なアニメ組である。
アニメから入った感想として『からくりサーカス』を語る。

***

アニメ最終話まで視聴し、伏線回収の観点で言えば、特に「この展開がすごい!」と主張するほどの展開は思い当たらない。
だが、過去の因果との結び付きにストーリー上の違和感を感じなかったことだけでも、しっかりと伏線が張られていたと考えて良いだろう。

これに対して悪い例を挙げると、漫画『NARUTO』である。
主人公・うずまきナルトのチート設定として、序盤で九尾の人柱力であることが判明し、続いて天才忍者である火影の息子であることが判明する。
これらは主人公補正として適当なものであり、最初から設定されていたものだと納得できる。
しかしながら、『NARUTO』の終盤は酷い。
なぜかナルトが初代火影・千手柱間の運命をなぞるような存在だと言われ始める。
挙句の果てに大筒木アシュラ(六道仙人の弟子)の転生者という設定は、後付けにしか思えず覚めてしまった。なろう小説もびっくりである。
ところで、三代目火影・猿飛ヒルゼンの「歴代最強の火影」という設定は何だったのか。

『からくりサーカス』の話に戻る。
過去の因果に関してはストーリーが自然に感じられたわけだが、不自然に感じた要素もちらほらある。
例えば、主人公・才賀勝が急に強くなっていることには違和感があった。最初は守られる側だったのにいつの間にか戦闘要員をこなしている。
あと、サブヒロイン(?)のリーゼが推され始めたりフラグを立てたりするのも急展開に感じた。

世間からの評価を見てみよう。
『からくりサーカス』の原作漫画読者、いわゆる原作厨たちからは、アニメ版が酷評されている。
原作厨によれば、ストーリーのはしょり方が酷い、あのエピソードは必要だった、展開が早過ぎる、など意見が出されている。
個人的には、テンポの良さが評価できる反面、急展開と感じる部分も多々見られた。たしかに『からくりサーカス』全43巻をアニメ3クールに詰め込む構成は無理がある。
単純に巻数で同程度の分量の作品を考えれば、『ドラゴンボール』全42巻が全153話(無印)+全291話(Z)なので37クール分に相当する。
つまりアニメ版として、『からくりサーカス』は『ドラゴンボール』の12倍の圧縮率を誇る。
たしかにアニメ『ドラゴンボールZ』の引き延ばしは酷かったけれど、それを考慮しても『からくりサーカス』は数倍に圧縮されているので、多くのエピソードを割愛したことだろう。
とにかく、原作とアニメとの相違点に関しては原作厨がまとめてくれるだろう。

アニメ組の感想として、最終話は綺麗に締めていたと思う。
終わりが良ければ、それまでの細かい乱雑さにも目を瞑れる。
最後にラスボスと協力する熱い展開となり、フェイスレスの魅力も感じられた。
フィナーレのカーテンコールで優しい世界を感じられた。
物足りない点としては、最後に勝と鳴海との絡みが見たかった。
終盤の勝は孤独に戦っていて、最終決戦後に大団円があったのだろうが、結局鳴海とすれ違ったまま終わった印象もある。

その他余談を綴る。
アニメ『からくりサーカス』は声優が類まれなレベルで豪華だった。
声優も相まってキャラクターとしては、パンタローネ、阿紫花(アシハナ)が好き。

さらにどうでもいい話だが、個人的に外国人の名前に馴染みがないことを痛感した。
アンジェリーナ、フランシーヌ、エレオノールあたり、出始めは混同することが多々あった。

今期、2019年春アニメが不作であることもあって、個人的にはアニメ『からくりサーカス』は楽しみな部類であった。
原作厨からの不評を受け、改めて原作漫画を読んでみようか――と思ったが、よほど好きな作品でないと別メディアで見直さない主義なので、漫画全43巻を読破するまで気力が保てる自信がない。
というわけで、それなりに楽しめたけれど、当初期待していたほどのクオリティではなかったと評価する。

取り散らかったレビュー記事になってしまったが……

以上、アニメ『からくりサーカス』の感想/評価/考察/レビューをレポートした。
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