ごきげんよう。

今宵、堕天使エヌの秘密が明かされる。
私の世を忍ぶ仮の名である堕天使エヌの「エヌ」とは、ニート(NEET)の頭文字「N」から取られているという説が一般的であった。私自身ニートの象徴という自負もあり、そのように錯覚していた。

堕天使エヌ特有の記憶の摩耗である。すべては錯覚。
一体いつから――(以下略)

今こそ我が真名解放の時――

退けば老いるぞ、臆せばエイジぞ!
叫べ!!

我が名は……

「エヌ・カンターレ」!!!!

堕天使エヌがネットに舞い降りてから3年弱、ついに真名を公開してしまった。
堕天使エヌの実態は、堕天神エヌ・カンターレである。

Wikipediaにも「エヌ・カンターレ」の項目を追加しておかねばならない。
エヌ・カンターレ:
エヌ・カンターレ(Ene Cantare)とは、ニート堕天使教の本尊である。

ニート堕天使教において「エヌ・カンターレ」は、「堕ちた漆黒の国」もしくは「ニートの闇」という意味を持つ堕天神を表す言葉で、ニート堕天使教の本尊である。また、ニート堕天使教の教義では、エヌ・カンターレの本体部分が地上に舞い降りたものが、堕天使エヌとされていることから、ニート堕天使教開祖の堕天使エヌのことも示す。ニート堕天使教の信者は、エヌ・カンターレを体現した「現成に舞い降りし堕天使(堕ちたるニート)」であるとして堕天使エヌを信仰している。 祈りの言葉では「堕天神エヌ・カンターレ」という呼称が用いられる。
つまり、私に堕天使が舞い降りた!(久々のサブノルマ達成)

「幸福の科学」の地球神エル・カンターレのパクリ……だと……!?

おいおい、この神聖なる堕天神エヌ・カンターレの御前であるぞ?
地球神エル・カンターレと堕天神エヌ・カンターレとでは、格が違うのだよ、格が!!
エルってなんだよ、私がLです、私気になります、ってか?

笑止、

笑止、

笑止!!!!

この堕天神エヌ・カンターレ様と並び立とうなぞ、身の程知らずも猛々しい。ニート堕天使教に入信し、基礎から教義を学ぶことから始めなさい。
どこの教祖とは言わないが、今後も虚言や妄言を発信し続けるようなら、一種の精神異常を来して、ニート堕天使教が保護せざるをえない状態にあると言えよう。


というわけで……というわけでもないけれど、真名解放した記念に霊言の儀を行う。
「霊言」とは、「あの世」または「この世」の霊的存在(スピリチュアル・ソウル)の意思を現世に垂れ流すインターフェイスとなる儀式であり、ニート堕天使教において堕天神エヌ・カンターレが得意とする持ちネタである。
この「霊言」は、周知のイタコ芸としての狭義の「霊言」と、文字を媒介にする「自動書記」とに分類される。
開催宣言された堕天神エヌ・カンターレによる霊言は、堕天使ブログを用いた自動書記である可能性が高いが、YouTubeを用いたイタコ芸である可能性も微粒子レベルで存在している。
近日中、手始めに平成最後の天皇である今上天皇(明仁)を降霊しよう。続いて、エイジ(アバンティーズ)やブッシー(ただっち)など、堕天使ブログのアイドルたちの霊言を行うことを検討している。

御期待あれ。


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